オークマ流「ダンボール事業による地域社会への貢献」
- #SDGs
- #リサイクル
- #働きやすさ
- #地域貢献
- #女性活躍
- #新しいアイデア
昭和44年創業の株式会社オークマ。
ダンボールの可能性を最大限に、地域社会に貢献する。
「ダンボール事業による地域社会への貢献」を理念に
オークマは主にダンボールや化粧箱、緩衝材・梱包材などを製造している。具体的には、工業用の製品や農産物、食品、化粧品用のダンボールなどを手がけている。「ダンボール事業による地域社会への貢献」を理念に、地域に寄り添い、良質な製品作りを目指している。またモノが大量消費される現代社会において、リサイクル可能なダンボール業は事業を通じて、資源を有効活用することにつながり社会にも貢献している。
農業からダンボール製造へ
昭和44年4月に創業した株式会社オークマは、現在二代目。初代の父親はもともと専業農家だったが、農業だけではこの先限界があると感じ、友人がダンボール会社を創業したきっかけで、自らも同じ業界に進出した。当初は時代背景として機械化が進まない時代で、人手が重要な時代だった。その後、友人の支援を受けながら着実に事業を拡大。農業をメインとしていたが、ダンボール業へのシフトを図りながら懸命に挑戦を続け、現社長である大熊正行氏が30歳のときに経営のバトンが渡され、今のオークマの基盤が出来上がった。
柔軟性と他者とのコミュニケーションが不可欠
創業当初は中古機械を利用し、狭いスペースで製造を始めたオークマだったが、「同業他社の競争が激しくなっていった」と話す大熊氏。父親も農業出身で経営に無知だったため、経営や財務管理の難しさに直面。また父親との意見の違いから仕事に対する柔軟な考え方も求められ、他の企業や業者から学ぶ日々だった。経営者としての学びを通じて、自らの柔軟性や他者とのコミュニケーションの重要性を実感し、「周囲の人々の支援や助言があってこその成果だった」と大熊氏は振り返った。
コロナ禍にはダンボールを通して地元へ貢献
越谷で生まれ育った大熊氏は、「地元で商売が成り立つには、地元の人に対して良心的であることが重要だ」と語る。そのため、地元の農家や町工場からの仕事の依頼も喜んで受け、さらには地元の学校やPTAの活動にも積極的に取り組んでいる。地元で慕われる大熊氏は、コロナ禍の際にはオリジナルの飛沫対策ダンボール衝立を地元の交番や公民館へ納入した。また地元の小中学校には特定教室での使用を想定した製品の開発をし、寄贈をし学校から表彰も受けている。
ダンボールの可能性を最大限に
大熊氏は「ダンボール業界には、まだまだ多くの工夫が必要で、特に作業の効率化が求められている。また今後は、デザイン性の追求に加え震災や災害のときに重宝するダンボールベッドやパーティションなど、ダンボールの可能性を広げることで、より地域社会に貢献し、お客様との良好な関係を維持して、ともに発展していきたい」と業界の拡大と地域への貢献へ意欲を見せた。
概要
株式会社オークマ
〒343-0804 埼玉県越谷市南荻島1186
TEL 048-974-3131