パティシエの経験生かしオリジナル商品開発 キャンディー作りで社会貢献も目指す

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2022(令和4)年11月に創業したキャンディー専門店「Mr.CANDY(ミスターキャンディー)」。黒瀧将実さんが店主を務める。
キャンディーの世界に魅了されて開業
専門学校で製菓・製パンを学び、卒業後はホテルでパティシエ、ブーランジェとして10年ほど勤務していた黒瀧さん。パティシエとして限界を感じ、「ほかの人に負けない自分だけの武器を見つけたい」と思っていた時、キャンディー業界を知った。黒瀧さんは「キャンディーで表現できる幅の広さ、自由度の高さ、保存性など、可能性を感じた。世界中誰でも知っている古典的なものだが、こんな素晴らしい世界があるのかと思った」とキャンディーの世界に魅了され、11年ほど修行を重ねた後、地元越谷に店を開いた。

オリジナル商品を開発、特許出願中の商品も
約10坪の店内には製造風景が見える工房を備えている。これまで培ってきたパティシエなどの知識を生かして商品を開発し、販売商品は、ロリポップ4種、子ども向けコットンキャンディー5種、大人向けコットンキャンディー「RichCloudリッチクラウドシリーズ」12種、ロックキャンディー4種、ピローキャンディー3種をはじめ、季節商品、限定商品などがある。人気商品はリッチクラウドシリーズで、製造製法の特許を出願中。黒瀧さんは「同業他社にはない当店のオリジナル商品。綿がきめ細かく、柔らかい食感でベタつかない。ザラメに色付けや味付けしている店はほとんどないと思う」と話す。

頭の中は、朝から晩までキャンディーのことでいっぱい
「キャンディーをはじめ、キャラメルやポップコーンなど、広く知られている安価な菓子を、皆さんが知らない驚きがあり、高級感がある菓子に変えていきたい」と話す黒瀧さん。朝から晩までずっとキャンディーについて考えている。「いつも考えているが、辛くはないし努力をしているとも感じない。自分がワクワクする楽しいことをやりたい。せっかく独立したのだから、諦めることなく好きなことをやっていきたい」とほほえむ。


従業員の事情に応じた働き方を提案
従業員は6人で全て女性。子育て世代の主婦が多く、それぞれの事情に応じた短時間勤務や勤務日数などに柔軟に対応している。黒瀧さんは「子育て中でも働きたい女性は多い。皆さん責任感があり、長く働いてくれる。当店では、突発的に休んだとしても、その穴埋めなどをせずとも営業することができる。大手企業のような待遇は提供できないものの、キャンディーは保存が長期間できる商品であることに加え、普段から余裕を持って製造しているので問題はない」という。


大企業からコラボ商品の依頼も
店のPRにはインスタグラムを活用。妻の沙世さんが、顧客のボリューム層30代~50代の女性に伝わるように意識している。著名人からのプレゼント用商品の依頼や、大企業からのコラボ依頼など、大量製造の依頼が増えてきた。認知度を高めるためにイベント出店にも力を入れ、地元で開かれるイベントは、大小問わず参加している。黒瀧さんは「店を好きになってもらうには、まずは知ってもらう必要があるので、自分たちからお客さんに会いに行く」と話す。今後はキッチンカーでのイベント出店にも力を入れる。

就労継続支援の事業所を併設したい
開業当初から、就労継続支援B型の施設を作ることを目標に掲げている黒瀧さん。他県で乳児院を運営している義父の勧めで、就労継続支援B型の研修に参加した経験からその目標を定めた。「研修で出会った利用者さんは『何かを誰かと共有したい』とか『自分たちの居場所が欲しい』という思いがあった。活動自体を楽しんでいる姿を見て、一緒にキャンディーを作ることで、社会に参加できるような場所が作れたら素晴らしいと思った」と話す。

蒲生を代表する店を目指す
現在はインターネットでの商品販売の準備を進めている。多くの人に働く場所を提供するために、多店舗展開や新しい製造拠点の開設も視野に入れている。黒瀧さんは「地元の皆さんに『蒲生にはミスターキャンディーがあるよ』と自慢してもらえるような店にしていきたい」と力を込める。

概要
Mr.CANDY
〒343-0843 埼玉県越谷市蒲生茜町42-1平林第一ビル104号室
TEL:048-973-7272
