企業や商品を愛されるブランドに 夫婦で運営するデザイン会社

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代表の石川久士さんと真理花さん夫婦が運営するデザイン会社DRESEERS(ドレッサーズ)合同会社。

出産を機に地元で創業

以前は都内に住み、都内で勤務していたコピーライターの久士さんとデザイナーの真理花さん。結婚を機に真理花さんの地元である越谷市に移り住んだ。真理花さんは出産後、子育てしながらできる仕事を模索。2018(平成30)年、自身の経験や知識を生かして「DRESEERS」を立ち上げた。2021(令和3)年には、久士さんも一緒に働くようになった。

魅力を深掘りしてデザインに反映

「長く愛されるブランドを増やす」という思いのもと、主に地域の企業・サービス・商品などのチラシ、ポスター、パンフレット、ホームページの企画制作やブランディングをしている。久士さんは「ブランディングは、ただデザインを作るのではなく、今ある魅力や伝えきれていない魅力を届けるために、どのような世界観で、どのターゲットに伝えるのかなどを積み上げて形にしている」と話す。

ネガティブな空気感をデザインの力でポジティブに

地域とのつながりが強くなったきっかけは、コロナ禍に制作したポスター。マスクの着用と、ソーシャルディスタンスを優しく表現した。真理花さんは「当時、公園で子どもが遊んでいることに対して厳しい目を向ける人がいるなど、ギスギスした雰囲気があった。そこで、必要な事をポジティブに伝えたいと思い、ポスターを自主制作した。越谷市役所に伝えたところ、市内の公園や学校などに掲出してくれた」と話す。ホームページから無償でダウンロードできるようにして発信したところ、市内外から1万回以上ダウンロードされた。

人の思いをのせた巨大パネルでコロナ禍に温かさを

大人数で集まることが制限されていた2021年。越谷市民まつりが開催できなかったことから、越谷市から、集まれなくてもイベントのような取り組みができないかと依頼が来た。制作したのは0歳から 101歳までの市民の写真と、「ありがとう」をテーマにした直筆メッセージを配置した巨大パネル。当時、越谷市役所とイオンレイクタウンに設置された。真理花さんは「集まれなくても人の温かさが感じられるものをデザインに落とし込んだ。チャレンジングな企画だったが、たくさんの方が賛同して協力してくれてうれしかった」と振り返る。

越谷の「心地良い暮らし」を発信

越谷市観光協会が2024年11月に創刊したライフマガジン『suisui(スイスイ)』では企画・編集・デザインを担当。店や地域の魅力を丁寧に取り上げている。久士さんは「越谷在住でも職場は都内という人たちの中には、越谷のことがよく分からないという人が多い。都内にあるような素敵なカフェは越谷にはないと思っていたり、そもそも地元に関心を持っていなかったり。そのような人たちに、素敵な店や『越谷での心地よい暮らし』を伝えられたら」と話す。

制作以外でも市民をサポート

さまざまな制作物を手掛けるほか、市内イベント「越谷技博」に登壇する人の紹介文を作成するセミナーで講師を務めたり、小学生向けにデザイナーという職業について紹介する授業に登壇したりするなど、制作以外でも地域とつながっている。

デザインの力でブランド価値を高める

地域の伝統工芸や老舗のリブランディングにも取り組んでいる。真理花さんは「市内には、歴史がある店や良い商品を販売する店がたくさんある。デザインの力でさらに魅力が伝えられたら」と話す。久士さんは「行政や地域の方々と協力・連携しながら、『デザインを作る』だけではなく『ブランド価値を高める』という視点で取り組み、長く愛されるブランドを越谷に増やしていきたい」と話す。

概要

DRESSERS合同会社

〒343-0828
埼玉県越谷市レイクタウン8-3-1

https://www.dressers.work/
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