感謝の気持ちを大切に社会貢献に力 震災時には機動力生かし復興に尽力

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1970(昭和45)年、社長の牧田英三さんが創業した産栄車輛工業株式会社。建設機械・鉱山機械メーカーコマツの販売、アフターメンテナンスを手がける。

「産業と国土が栄えるように」と思いを込め、26歳で起業

子どもの頃から「いつか自分の会社を持ちたい」という思いを抱き、1964(昭和39)年に富山県から上京した社長の牧田英三さん。コマツのディーラーで働いていたものの退職し、26歳で起業した。社名には「産業と国土が栄えるように」との思いを込めた。高度成長期でインフラ建設が盛んだったことも追い風となり、順調に会社の規模を拡大。川口本社に加え、営業所第1号として、1983(昭和58)年に越谷市大間野町に越谷営業所を開設。2014(平成26)年に越谷市小曽川に移転した。現在は県内に4カ所の営業所を構えている。

パワーショベルやブルドーザなど建設機械を取り扱う

建設機械・鉱山機械メーカーコマツのパワーショベルやブルドーザ、ホイールローダなどをメインとした建設機械本体やアタッチメントの販売、メンテナンスなどを行う。建設機械の多くは巨大で、移送も修理も一筋縄ではいかないことも多い。修理の6~7割は現場に出向いて行い、機械が故障した時は、部品交換だけではなく機械操作などを行うため、幅広い知識や経験が必要になる。自社が販売や修理をした機械が、大規模な事業で活躍しているということにやりがいを感じる従業員も多い。

東日本大震災の時は、機動力を生かし復興に尽力

東日本大震災が起こった際は、かつてない国難に即応するため、がれき処理に必要な機械を、国内を探し回り数億円を投じて確保。大手ゼネコンとタイアップして宮城県内で復興に協力した。複数の機械を効率的に稼働させるシステム構築や、オペレーション、機械の修理やメンテナンスなど、通常とは異なる仕事だったが、従業員が現地に駐在し対応。本社に残った人員でほかの仕事をカバーして乗り切った。


2012年10月 宮城県気仙沼市での復興工事の様子

つながりの大切さを知るからこそ作り上げた社内環境

営業所も合わせると、現在従業員は約70人で、2割が女性。勤続45年の従業員もいる。「1人で会社を立ち上げ、一人、また一人と入社してくれた。一から人と人とのつながりを作り上げてきたので、コミュニケーションをとても大切にしている」と話す牧田さんは、積極的に営業所を回り、声かけを行っている。従業員の働きやすさを大切にしていることから、確定拠出年金を導入するなど社会保障制度の充実や、育児休暇が取得しやすいような社内環境整備に注力している。従業員の外部資格取得に力を入れていることから、建機運転免許、整備士免許、危険物取扱責任者など40種を超える資格取得にかかる費用は、全額会社が負担している。

「感謝の気持ちを忘れない」社内に浸透している思い

牧田さんは「機械のメンテナンス時での騒音などで地域に迷惑を掛けないようにしてはいるものの、地域に根差した事業であることから、地域や顧客への感謝の気持ちは忘れないようにいつも伝えている」という。その思いが浸透しているため、会社として社屋周辺の掃除を月に一度行っているものの、毎日従業員の誰かが自主的に周辺の掃除をしているという。そのほか地域貢献としては、本社のある川口市の祭りやイベントには積極的に協賛している。今後も営業所を含めた地域でもコミュニティーを広げていく。

インターンシップで、未来を担う人材育成

インフラ建設や整備、また災害時などに、建設機械は必要不可欠。当然メンテナンスをする人材も必要となる。将来、機械整備をする人材が不足していくことを危惧している牧田さんは、そうした社会課題を解決していきたいという思いから、インターンシップを受け入れている。また、県内の専門学校に建設機械を寄贈し、学生が直接機械に触れる機会も作っている。「今後は、新たな挑戦も続けながら、次世代につないでいきたい」と意欲を見せる。

概要

産栄車輛工業株式会社

【本社/本社工場】
〒332-0003 埼玉県川口市東領家2-34-22
TEL:048-225-6111
【越谷営業所】
〒343-0802 埼玉県越谷市小曽川335-1
TEL:048-971-2611

http://www.saneis.co.jp/
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