飼い主の心に寄り添う診療を心がけ、安心して働ける業界づくりも目標に

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岩岡渉さんが院長を務める越谷どうぶつ病院。2017(平成29)年から、岩岡さんと妻の佳織さんが経営している。

子どもの頃の動物とのふれあいから獣医師を目指す

持病のぜんそくのため、子どもの頃はペットを飼うことができなかった院長の岩岡渉さん。中学生の頃に馬に興味を持ちはじめ、大学では生物について幅広く学べる生物資源科学部を選択し、獣医師を目指した。妻の佳織さんは小学校で飼育係をしていたことがきっかけで獣医師になる道を選んだ。

現場で多くを学んだ3年間

大学で出会った二人は卒業後、神奈川県にある24時間年中無休の動物病院で3年ほど働いた。渉さんは「緊急性のあるペットが持ち込まれることもあるが、それ以外にも骨折や皮膚に関する病気など、さまざまな症状のペットが持ち込まれる。3年間、日々学びながら目の前のことをこなすことで精いっぱいだった」と振り返る。その後は佳織さんのつながりから、パラオ共和国で、佳織さんはイルカの獣医師として、渉さんは動物シェルターの獣医師として2年間働いた。

価値観の違いを学んだパラオ共和国

緊迫した状態が続く中で働いていた日本とは対照的に、パラオ共和国での2年間はゆったりとしていたという。「日本と比べるとスケジュールも予定通りにいかないことが多かった。ペットを放し飼いにする人が多く、ペットの避妊の必要性や、看取るまで飼うということなど伝えたことは多くあったが、動物愛護の考え方が違うので、伝わらないこともあった」と振り返る。パラオ共和国での経験から、「全てをコントロールすることはできない。コントロールしようとするのはおこがましい」と実感した渉さん。「日本でもいろいろな考え方があると思う。パラオ共和国での経験から、相手の考え方をより尊重できるようになった」と話す。

多くを学び、困っている人を助けたい

開院当初、渉さんはウサギの治療経験がなかったが、ウサギを連れてくる飼い主が多かったことから勉強を重ね、今ではウサギ、犬、猫だけではなく、ハムスター、フェレット、モルモットの治療も行う。渉さんは「助けたいが、歯がゆい思いをしたこともある。今後も、困っている人がいたら勉強して対応していきたい」と力を込める。医院では西洋獣医学に加え、鍼灸や漢方薬も取り入れた。「西洋医学とは違うアプローチができる。投薬や手術以外の選択肢として提案している」という。

いつも笑顔でいられる職場づくり

24時間運営の動物病院で働いた経験から、無理なく働ける職場づくりを心掛ける。「これまでの職場で、獣医師としてキャリアを積んでも、体を壊して仕事を辞める人を見てきた。辞めてしまうのはもったいないので、当院では残業ができるだけないように、そして楽しく働けるようにしている。不安で来院する飼い主さんのためにも、従業員が、できるだけ笑顔で対応できるように、プライベートも充実させて心も安定した状態で働いてもらえたら」と話す。

地域とつながるイベント「獣医体験教室」

開業当初から、小学生向けに獣医体験教室を開いている。人気で毎年すぐに予約が埋まってしまうという。座学で診察のやり方を学んだ後、診察体験として、ぬいぐるみをペットに見立てて採血などの練習をする。渉さんは「動物の健康を保つための啓発に加え、ペットに興味がある子どもたちに、どのようなことをしているのか知ってもらえたら」と話す。このほか地域で開かれるイベントへの参加や主催も積極的に行っている。

獣医師業界の未来も考える

従業員に、仕事に満足してもらいたいという強い思いがある渉さん。可能な限り、勤務環境の改善に取り組む。「獣医師の業界は大変なことも多い。『安心して働ける』と思える、未来が明るくなるような業界にしていきたい。そうしていくことで、飼い主さんの心にも、さらに寄り添うことができると思う」と話す。

概要

越谷どうぶつ病院

〒343-0818 埼玉県越谷市越ヶ谷本町9-14
TEL:048-964-5121

https://koshigayavet.jp/
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