


地元高校生と連携!
地域企業の
魅力発掘と取材体験
産官学連携で
未来を拓く越谷の挑戦
地元企業の魅力を発掘するため、越谷市が越谷市内の高校生たちと連携した取り組みを行った。この取り組みは、元々は越谷市が2023年に開始した「地域企業プロモーション事業」が発端で、本事業では、優れた技術・製品・サービスや先進的なビジネスモデルを提供し、また、地域課題や社会課題の解決に取り組む市内企業を「未来への挑戦企業」として募集、その後、企業への取材を行い、本サイトやイベント等でPRしている。
一方、県立越ヶ谷高校では、当時1年生を対象に、企業や市民団体等への取材を通して越谷市の課題を見つける、総合的な学習(探究)が予定されていた。越谷市と越ヶ谷高校のそれぞれの目的や取り組みが一致したことから、市内企業の協力を得て今回の連携が実現した。

産官学連携に賛同いただいた市内
「未来への挑戦企業」の5社
ご協力いただいた5社
・株式会社graingrain
・越谷どうぶつ病院
・Mr.candy
・有限会社中島プレス工業
・流カイロプラクティック院
それぞれの分野で革新的な取り組みを行っており、地域経済の活性化に貢献。高校生が自らアクションする越谷市の未来へ向けた活動に賛同し、事業連携に協力した。

プロの指導で磨く取材スキル
高校生たちは、取材に先立ち2回の事前勉強会に参加。
春日部経済の直井氏が講師を務め、WEB記事作成のノウハウや企業調査の方法を指導。
・1回目の勉強会:「WEB記事の概要や企業下調べ」のポイントを学習
・2回目の勉強会:「取材時のポイントや気を付けること」、質問内容のフィードバックも実施

高校生の目線で捉える企業の魅力
取材を通して、高校生たちは地元企業の魅力を新鮮な視点で発見。これまで知らなかった企業でも、自分たちの生活と密接に関わっていたり、知らずに利用している製品の一部を作っている企業だったりするという気付きがあった。彼らの率直な疑問や観察が、企業の隠れた魅力を引き出すきっかけに。企業側も自らの強みや新たな価値を再発見する機会となった様子。

高校生との連携は
学生も市もWIN-WINの関係
このプロジェクトには、以下の4つの重要な意義がある。
1. 地域企業と地元高校生との接点を構築し、キャリアの選択肢の幅を与える
2. 高校生が主体的に情報を収集・発信する力を養う
3. 総合的な学習(探究)の時間を実社会と結びつける
4. 学校・行政・産業の連携を強化する
越谷市としては、市内の魅力的な企業を若い世代に認知させるとともに、事業の取組自体が同年代の若者に伝播していくことも狙いとしている。

未来を見据えた人材育成
本連携事業を、単なる企業紹介に留めず、「地元」である越谷の知られざる価値を知り、「住む・学ぶ」だけではない場所として、越谷の魅力を感じてもらうことを期待する。今後も、次世代を担う高校生や大学生たちが、地域経済の担い手として成長する機会を創出していく。



